オーロラの観光シーズンを知っていますか?
今まで気にしたことがない人でも、なんとなく「オーロラは冬の寒い夜に見るもの」というイメージはありませんか?
オーロラの観光ツアーのパンフレットが、旅行会社のツアー案内に溢れる季節も、夏を過ぎた辺りからでしょうか。それは、冬のツアーパンフレットですね。
イエローナイフでも、メインの観光シーズンは冬の季節です。11月の中旬~4月中旬まで、旅行会社でも観光ツアーを販売しています。
でも、冬だけではなく、夏のツアーもあるんですよ。知っていましたか?
目次
冬がオーロラ観光ツアーのハイシーズンな理由
そもそも、オーロラって冬以外でも見られるって知っていましたか?
私は、オーロラは冬しか見られないものだと思っていました。
でも実は、オーロラって、夏でも、春でも秋でも発生しているんですよ。
では、冬がオーロラ観光ツアーのハイシーズンなのは何ででしょうか?
それは「夜が長いから」なんです。
オーロラは、一年中、四季を通じて発生しますが、それだけではなくて、一日の中でも、夜だけではなく、昼にも発生しているんですよ。
でもほのかな光なので、多くの星と同じように、日中の明るい空の中では、私たち人間が見ることはできないんです。
そして、カナダは日本の四季よりも、昼が長い時期と夜が長い時期が極端なんです。
カナダの中でも北に位置する、北極圏にあるイエローナイフは、さらにその差が激しくて、冬至には5時間程度しか日照時間がないのです。
ちなみに、冬の時期は、午前10時頃にようやく日の出を迎え、午後3時頃には日の入りなんてこともあります。
夜の時間が長ければ長い程、オーロラを見られる可能性のある時間があります。
だからイエローナイフに限らず、冬がオーロラ観光のハイシーズンなんですね。
逆に、夏は日の入りが遅く、日の出の時間が早いので、ほんのわずかな時間しか、オーロラが見られるチャンスがありません。
北極圏の冬って豪雪じゃないの?オーロラなんて見られるの?
冬が、オーロラが見られる時間が長いとは言っても、日本の北海道でさえ豪雪なのに、北極圏だと凄まじい豪雪じゃないの?って思いませんか?
私は、イエローナイフに行く前は、外を歩けるのだろうか?生きていけるだろうか?とさえ思っていました。
もちろん、イエローナイフは街なので、生活している人たちがいます。
冬の初め、11月や12月頃までは多少雪も降り、積もりますが、寒すぎるからか、その後の降雪量は減ります。
イエローナイフはたくさんの湖に周囲を囲まれていますが、冬になると凍ってしまうので、水蒸気にならず、雲になりにくいため、雪があまり降らなくなるという話があります。
それが、イエローナイフはオーロラが見られる確率が高いと言われる理由ですね。
また、車道も歩道も道路はきれいに除雪されていて、大雪の翌日の東京よりも歩きやすいなと感じました!
しかも、イエローナイフの雪は水分が少なくてサラサラしているので、日本の雪国とは比べものにならないくらい、暮らしやすいです。
とはいえ、極寒の地。たまに、雪も風も激しくて外に出るのは危険な日もありました。気温はマイナス35度とかでも、体感だとマイナス50度みたいな感じですね。
冬のイエローナイフに行く時は油断しないでくださいね。
夏のイエローナイフで、オーロラを見るのも、とても魅力的!
冬のお話ばかりになりましたが、実は夏のイエローナイフもとても魅力的です!
アクティビティとしては、犬ぞりはできませんが、凍っていない湖で釣りをしたり、散策をしたり、イエローナイフの自然を楽しめます。
それに極寒の中でオーロラを見なくても良いので、寒いのが苦手な方にはおすすめてす。
ですが一番の魅力は、なんといっても湖面に映るオーロラが見られることです!
逆さ富士ならぬ、逆さオーロラですね♪
実は私は、夏のオーロラを見たことはないのですが、写真や映像で見て、絶対に実際にも見たいと思っています。
夏と冬、二回は見ておきたい!イエローナイフのオーロラ。
イエローナイフのオーロラだけでも、冬のオーロラ、夏のオーロラ、二回は見たくなりませんか?
おすすめは、夏も冬も、それぞれ魅力があるので、どちらもなんです!
ねっ、オーロラを一生に一度見るだけでは満足できないでしょ?
強いて言うなら、初めてオーロラを見るから、できるだけチャンスが欲しいなら、夜が長い冬シーズン。
寒いのが苦手で、極寒の夜は耐えられないなら夏シーズンが良いかもしれませんね。