テレビやインターネットなどで、きれいなオーロラの映像や写真を目にすることも多いと思います。
でも、オーロラっていったい何なんだろう?実際に私はオーロラを見に行く時まで、知りませんでした。
目次
オーロラが発生する仕組み
オーロラが発生する仕組みには、太陽と地球の関係があるようです。太陽の表面は常に爆発を繰り返していて、その時にプラズマという電気を帯びた粒子が発生します。この爆発のことは太陽フレアとも言うようです。そして、この爆発で太陽の外に飛び出していくのです。これを太陽風と言います。この太陽から飛び出した太陽風は地球にも届いているのです。
太陽風が地球に到達し、プラズマが地球の大気中にある、酸素原子や窒素原子とぶつかる時に放つ光、それがオーロラなんです。
オーロラの発生は地球に住む私たちにとって、あまりよくないこと?
大きく動くオーロラが見えると、とても感動します。そんな強いオーロラが見えるということは、たくさんのプラズマが地球に降り注いでいるということ。この磁気を帯びたプラズマは、電子機器などに影響を及ぼします。
電子機器などだけではなく、地球に住む私たちの人体にとっても、あまりよくないもののようだとも聞きます。
このプラズマから地球を守ってくれているのは、地球を取り巻く磁場です。この磁場が、バリアーのようにプラズマを地球からそらしてくれています。しかし地球を囲っている磁場の隙間から、北極と南極の近くにプラズマは入ってきてしまいます。
その入ってきてしまったプラズマから、さらに守ってくれているのが酸素原子や窒素原子。この原子が体当たりでプラズマを食い止める。その時に余分に溜まってしまったエネルギーを光として発散します。その時の光がオーロラなのです。
私がこのオーロラの発生する仕組みを知った時、地球が体を張って、私たちを守ってくれているというのも、とても感動的で、ロマンがあってすてきな話だなと思いました。
この地球に生きていられることに感謝の思いです。
実はまだよくわかっていないことも多いオーロラ
オーロラについては、日本でも古くから書き記されています。日本では赤いオーロラの部分しか見えないという、極北地域とは見え方が違うためもあってか、不吉な予兆としてとらえられていたようです。極北地域でも、死者が舞い降りてくるためのはしごなど、様々な伝承が語られていたようです。
現代では、大学や研究機関によってオーロラの仕組みが解き明かされていています。そのオーロラの仕組みは、私たち一般人でも知りたいと思えば、比較的簡単に調べたり情報を得ることができるようになりました。
でも実際に調べてみても、プラズマとか太陽風とか聞いても、複雑で、やっぱり難しいなと感じてしまうんですよね。
それに、実はまだオーロラはわかっていないことも多いらしいのです。分かりそうで謎多き光、身近なのにミステリアスな存在、そんな神秘的なところもオーロラの魅力なのかなと思います。
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